いとま私は映画好きなのだが、そのきっかけはスティーブン・スピルバーグである。彼の映画は枚挙にいとまがないが、初期の代表作品である「E.T.」や「バックトゥーザフューチャー」が好きである。何故なら、それらの作品の画面は常に光に包まれているからだ。日中の描写でも夜間の描写でも、画面がなんとなくキラキラしている。その光は、強制的にではなく、なんとなく力を与えてくれるのである。そして安心していられる。もちろん、物語自体も素敵なのだが無音で観てていても癒されるくらいだ。それに対して市川崑監督の作品はご本人も言っているように、「光と影」である。作品を思い返す時、モノクロをイメージしてしまう程だ。彼の作品を観ると土着感というものを感じる。その場にまとわりつくような存在感である。そして、生々しさとその人物の想いが浮き立ってくるようである。現実の世界では、その時の心持ちでどちらのようにも世の中が見えるし、それ以外の見え片もある。そういった意味では、その人の好きな映画を挙げてもらうと、その人の考え方ももちろん視覚として何を希望としているのか共感しやすいと思うのである。
スピルバーグと市川崑
コメント
“スピルバーグと市川崑” への1件のコメント
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I’m not sure what Area 52 has to do with any of this?
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